宝塚に魅せられた人生(3)誕生秘話
宝塚に魅せられた人生 第3場 誕生秘話
皆様、本日はようこそお越しくださいました。人生やまるです。今日は、この人生やまるが、一体どのようにして宝塚に魅せられていったのかを、順を追ってお話したいと思います。かなりイタイかと思いますが、しっかりついてきてくださいね。
今から約4年ほど前の話…
職場と自宅との中間地点に友人宅があり、僕は毎日のように寄り道をしていた。
その友人には妹がいた。ある日を境に、その妹が毎日同じDVDを見るようになった。アニメでもドラマでも映画でもない。どうやら何かの舞台がDVD化されたものらしい。
「これこれ、何を見ておるのか、答えよ」
と尋ねた僕に帰ってきた答え、
「ベルばら」
…何だそれは??
宝塚魅せられ度……0%
友人の妹が熱心に見ているのが宝塚歌劇であることを知る。だがその当時の僕はもちろん、宝塚など知らない。少し見せてもらったところで、出た言葉。
「なぜ女が男の格好をしているのか?」
「なぜ突然に歌い出すのか?」
「なぜ戦闘のシーンで踊り出すのか?」
言いたい放題である。そして退散。どうやら友人の妹も最近ハマったらしく、近々別のDVDを買うらしい。
宝塚魅せられ度……0%
新しいDVDが入荷。早速、毎日のように放映され始める。「ベルばら」と違うのは分かるのだが…。これは一体何なのだろう。
ハハハ…この人の歌い方面白い。
なんだかんだ言いながらも、毎日見せられる事によって、若干のマインドコントロールが発生していた。僕が宝塚の中で一番最初に認識した人、それは…麻路さきさんその人であった。公演は「エリザベート・星組」。主演は麻路さきさん、白城あやかさんである。
麻路さきさんの個性的な歌い方を、少しマネしはじめる…
宝塚魅せられ度……5%
毎日毎日見せられる事により、洗脳も本格化。「エリザベート」オープニングのシーンの歌、そして「ミルク」という曲に関心を持ち、DVDをくり返し再生して、歌を覚えようとする。その後、「闇が広がる」「夜のボート」なども口ずさみだす。
宝塚魅せられ度……10%
「エリザベート」を物語として真剣に鑑賞。突然歌い出したり踊り出したり、への抵抗は無くなり、『これがミュージカルか』と、それなりに感心する。続いて「ベルばら」のDVD再生を要求。これもなかなかの名作であることに気付く。「愛の面影」「愛あればこそ」「駆けろペガサスのごとく」の練習を開始する。
宝塚魅せられ度……20%
「実際に宝塚大劇場へ行ってみないか?」という話が浮上。元々は、友人妹とその母が参加するはずのツアーだったのだが、友人母が都合により、行けなくなってしまった。
「保護者として」付き添いの依頼があったのである。以前なら間違いなく断っているところだが、多少の興味を持ち始めた宝塚、一生に一度くらいは見ても良いか、と考え了承。
月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」チラシを見せてもらう。「ベルばら」や「エリザベート」となんか感じが違う。衣装とか。こんな現代風のやつもあるのか?
そこで気付く。
『この映美くららって人、すごく可愛くない?』
当時の僕は、名前の読み方など当然知らない。当分の間、「エイミくらら」と読んでいた。ちなみに正しくは「エミくらら」さんである。とにかく、映美くららさんの存在により、テンションが少し上がった。
宝塚魅せられ度……25%
ついに出撃。バスツアーなど初めての僕には少々ツライ道のりであった。トイレ行きたい、車酔い、腰が痛い…そしてバス内に、男は僕と運転手のみ。
なんとか辿り着き、大劇場へ足を踏み入れる。席は確か13列目。
最初は「花の宝塚風土記」顔が白塗りのため、よけいに皆同じ顔に見え、肝心の映美くららさんがどこにいるんだか分からない。少しガッカリ。だが友人妹はとても喜んでいた。ちなみにこの人、当時の主演男役、紫吹淳さんの大ファンである。
「シニョール ドン・ファン」が始まる。
今度はちゃんと映美くららさんを認識できた。その容姿、声、芝居…一瞬で惚れる。
最初はボーっと見ていた僕だったが、次第に圧倒され…驚くべき事に、その頬には涙が…!物語の感動、とかそういう事以前に…タカラジェンヌの放つオーラ(これは僕がいまだによく使う表現である)を目の当たりにし、押し出されるようにこぼれた涙であった…。(ちょっと言い過ぎ?)
これが…宝塚というものか…
こんな腐りきった僕にもまだ、美しいものを見て涙する純粋な心が残されていたのか…
僕は…僕は…
(…さあ、前へ踏み出すのじゃ…何も恥じる事は無い。己の感性を信じるのじゃ…)
あぁ、心の中で誰かの声が聞こえたような…(いや、マジで誰??)
僕は…
「皆、我を宝塚オタクと呼べぇー!!ウガァー!」
宝塚魅せられ度……計測不能
こうして洗脳は完了し、珍しい男性宝塚ファン(のちの人生やまる)が誕生したのであった…。
まだまだ続けたいのですが…きりが無くなってしまうので、今日はこの辺で。
ちなみに、「人生やまる」というこの名前。この後、入ることになる知り合い同士の宝塚ファンのグループに入会する際の登録名として自ら考えたのである。なんとなーく、宝塚っぽいでしょう?
by 人生やまる
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コメント
わぉ、スゴイですねぇ!
でも・・・何となくわからないでもない(↑)のハマっていくプロセス。
宝塚の舞台の生のインパクトってハンパじゃないですよね。
ベルばら・アントワネット&フェルゼン編のラストとかはどうしても泣けちゃうし。
やまるさんと私では、ファンだった時期が全然重ならないので固有名詞はほとんどわかりませんが、でもあのぱーっと華やかな世界にのめり込んでしまう感覚は共感できますよー。
投稿: lazyMiki | 2007年1月17日 (水) 22時32分
そうなんです。とにかく言いたかったのは、一度、生で見てください!って事なんです。僕の場合も、生の舞台がトドメでしたから。笑
アントワネット&フェルゼン編のラストは、DVDで見て大泣きでした。「王妃さまぁぁっ」て、僕も心で叫んでました。
華やかな世界には似合わない僕なんですが…相当のめり込んじゃってます☆☆
投稿: 人生やまる | 2007年1月19日 (金) 03時23分
かなり遅いですが、今この記事を読んで
すごい面白かったのでコメントしときます!!ww
投稿: A(ヅカヲタ) | 2008年9月 6日 (土) 19時15分
Aさん、ありがとうございます(*^_^*)
この記事はかなり前ですが、僕は今も相変わらず宝塚歌劇大好き人間ですよ☆
投稿: 人生やまる | 2008年9月 7日 (日) 00時02分