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カテゴリー「しょうせつ」の30件の記事

2017年8月16日 (水)

しょうせつ(30) 人間競馬 著:山田正紀


≪あらすじより≫

新宿副都心。ビルとビルの隙間にわずかな時間立ち現れる古い城郭。空の高みで人間競馬に興じるガーゴイルたち。下界では、三人の男と一人の女がパドックを周回する競走馬さながらに互いを尾行しあっている。タクシー運転手、保険外交員の女、少年、刑事。四人が四人ともいつ、どこで相手を殺すべきか、冷酷に計算を働かせている。殺らなければ自分が破滅するだけだ。最後に生き残るのは誰だ?デスゲーム×ダークファンタジー。




完全にタイトル買いのやまるさん。なんか面白そうだし。こういうデスゲーム系が無性に読みたくなる時がある。ちょうど最近カイジのアニメを見てたところだったので、余計に。



と思ったら、読んでみると思ってた感じと違い、人間関係と殺意が複雑に絡み合う、サスペンス的な要素も大きい。

人間競馬っていうから、僕はてっきり鉄骨渡りよろしく、ゼッケン付けた人々が命懸けで競争するような作品かと…って、カイジに引っ張られ過ぎか (;;;´Д`)




あ、とりあえずグロい表現のシーンは、ごめんなさい無理です 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。




特殊能力による駆け引きあり、そしてラストの意外性ありで、なんか想像と別角度で楽しませてくれた。最後、思わず『そういうオチかぁ~』って呟いてしまった。

しっかりまとまった、読み応えのある作品かと。

2017年8月14日 (月)

しょうせつ(29) 彼女は一人で歩くのか? 著:森博嗣




≪あらすじより≫

ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別するためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとのことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。




ついに開幕Wシリーズ!気づけば5冊も刊行されている!買ってるのに読めてなかったさ!いつまでも積み本しちまって、すみませんでした森博嗣様!!

ウォーカロンって何か聞き覚えのある響きだ。百年密室のロイディ君がウォーカロンじゃなかったっけ?



それはさておき、ハギリ博士は、実に森博嗣さんらしい、理屈っぽくて感情が割と希薄な主人公。好きだなぁ…。ウグイさんとの掛け合いが、これまた森さんらしくて素敵。



そしてテーマが…



テーマが…




重ーーーい!! \(;゚∇゚)/




人間とは?ウォーカロンとは?命とは?

うぅ…何と重いSFなんだ。倫理観が丸出しになりそうなので、内容についての感想は今のところ、心で思うだけにしておこうじゃないか… (´・ω・`)



ん?2世紀前の歴史上の科学者?



こ、この名前は、もしかして… ∑(=゚ω゚=;)

2017年8月12日 (土)

しょうせつ(28) 将棋殺人事件 著:竹本健治



≪あらすじより≫

謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返す――六本木界隈である怪談が広まっていた。そんなとき静岡で大地震が発生、土砂崩れの中から二つの屍体が発見される。屍体と怪談との類似点に注目、調査を始めた天才少年棋士・牧場智久が到達する驚愕の真相とは? 書き下ろし短編「オセロ殺人事件」収録。



好奇心をくすぐりまくる煽り。
あらすじだけ見ると、あれ、将棋は?ってなってくるのだけど…読んでいくと将棋との奇妙な符合が多く、前回の囲碁殺人事件でも披露された強烈なウンチクの嵐(笑)も手伝って、やはり怪談よりも将棋メインの事件だという事を思い知らされる。



それにしても、情景描写のクセがすごいんじゃぁ (゚∇゚|||) 笑
前回もこんな感じだっけ?会話の無いシーンでは特に、詩的というか、独特な表現や例えをガンガンぶっこんでくる。今更だけど、やっぱり作家さんってすげえ w(゚o゚)w




囲碁や麻雀は好きなやまるさんだが、そういえば将棋は小学生の時に覚えたっきり、ほとんどやってない。

単純に下手くそだから、全然勝てないの。

とりあえず矢倉囲い。でも矢倉囲いをした後に、いったいどこへ指せばいいのか分からないし…テレビでプロの対局とかを見ても、歩を急に変なところに打つ(垂らす?)みたいなのも、さっぱり意味が分からない。先が一手も読めない。素人オブカリビアン。



うーむー (=゚ω゚=;)



たしなみとして、もうちょっと将棋も上手になりたいのだ…


2017年7月30日 (日)

しょうせつ(27) 疾風ロンド 著:東野圭吾



≪あらすじより≫

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。




東野圭吾さん読むのめっちゃ久しぶりだぁ (○゚ε゚○)


この作品って確か実写化されていたような。



スキーやスノボに正直これっぽっちも興味が無い、相変わらずインドアくそ野郎なやまるさん。その時点で早速マイナス補正がかかってしまったわけだが…生物兵器発見のカギとなるテディベアの争奪戦はスピード感があり楽しかった。

なるほど、エンターテインメント性が高く、スルッと実写化できちゃう感じが僕の中での最近の東野圭吾さんのイメージと合致する。



恐ろしい生物兵器を巡る話にしてはちょっとノリが軽い感じがして、ざくざく読めてしまうが故に少し物足りないという、個人的にやや不満なポイントは正直あった。

だけど、今みたいに気持ちが疲れている時にサラサラっと読み切るにはうってつけの作品だったのでありました ヽ(´▽`)/

2017年7月27日 (木)

しょうせつ(26) 奈落のエレベーター 著:木下半太


≪あらすじより≫

やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。一方、事情を知らずに車で待つマッキーの元に、男の影が…。薬で眠らされたマッキーが目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。自分たちは最初からハメられていた?『悪夢のエレベーター』のその後。怒涛&衝撃のラスト。



なんだか最近お疲れ気味。イライラ気味なやまるさん。



こんな時はスカッと、なーんにも考えずに木下半太さんを読むに限る。もうスピード感と無茶苦茶な展開でズバーンとやっちゃってください (◎´∀`)ノ



『悪夢のエレベーター』の続きかぁ…あの作品読んだの1年くらい前だから、正直ちょっと記憶がキツイ。キャラとか展開を何とか思い出しながら読んでみる。だがしかし歳のせいか、記憶は薄れ気味で…。
あぁ…前作の直後に読めば良かったさ… (;;;´Д`)



んまぁでも、本作だけでも十分に楽しめる。怒涛のバイオレンスの嵐。暴力反対。舞台はエレベーターをだいぶ飛び出しちゃってる。めちゃめちゃだ。



でもでも最後には伏線回収しつつ話をまとめちゃうのが木下さんの素敵なところ。
今回はバランス的にバイオレンスの比率が高めで、ビビりな僕はオエッてなってしまったけれど…



まぁ、最近のイライラが少しだけ解消されたかも (○゚ε゚○)


2017年7月25日 (火)

しょうせつ(25) 白い家の殺人 著:歌野晶午


≪あらすじより≫


冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。凄惨な密室殺人は別荘を恐怖の渦に巻き込み、そして第2の被害者が出てしまう……。1冊の日記帳によって明らかになる猪狩家の悲しく暗い過去。事件解決に挑む青年探偵・信濃譲二は完全犯罪を暴けるのか!?傑作長編推理第2弾。


歌野晶午さんといえば、『葉桜の季節に君を想うということ』と『絶望ノート』が圧倒的に印象に残っているやまるさんなのであった。めちゃめちゃパンチが利いてるので、忘れようったって忘れられない。


しかしながら、あの2作品は、いわば強烈に曲がる変化球。歌野さんの、どストレートも見てみたい、という事でこの作品を手に取ったのであった。




別荘!



密室殺人!!



青年探偵!!!



うーん、どストレート w(゚o゚)w



何と言うか、全体的に古き良きミステリーといった感じ。あ、この場合の古い、というのはディスっているわけではないので悪しからず。


読んでいて次第に気づいたのは、ああ、これってもしかして、あっち系のトリックでは?って事。あっち系っていうのは…まぁ、あっち系。


そして自慢じゃないが、あっち系のトリックについては、これまで解けた試しがないので…早々に白旗を上げて一気に読み切ってしまった。
この諦め癖、何とかせねば (u_u。)




探偵が、登場人物みんなに若干ないがしろにされてる感じが少し寂しかったかなぁ…。


2017年7月 3日 (月)

しょうせつ(24) 自覚 著:今野敏


≪あらすじより≫


畠山警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。関本刑事課長は部下戸高の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは(表題作)。貝沼副署長、久米地域課長、伊丹刑事部長。彼らが危機の際に頼りにするのは、信念の警察官僚、大森署署長竜崎伸也だった――。七人の警察官の視点で描く最強スピン・オフ短篇集。


超電磁!



スピィィィーーーン!!!



あれ、こないだも放ったような気がする超電磁スピン。EN残量は大丈夫か。



そんなわけで2度目のスピンオフなのである。待ってました (^◇^)



今回は伊丹さんのみならず、大森署の素敵なメンバーや、それに竜崎さん関連で何かと登場する人物達も参戦。


基本的にはどの話も、『困った時の竜崎裁き』が炸裂する流れとなっている。
考えてみると、これまで大森署のメンバーでキャラが立っていたのは、せいぜい戸高さんぐらいじゃなかっただろうか。竜崎さんが強烈な光を放ちすぎて、他のメンバーの性格や個性が思いっきり霞んでいた気がする。そう思うと今回のスピンオフはとても興味深いものだった。


個人的に気になっていた貝沼副署長なんかもバッチリ取り上げてくれたりなんかして。


再登場求むだった畠山美奈子さんなんかもバッチリ取り上げてくれたりなんかして。



ひとつひとつのエピソードが少しあっさりし過ぎている感もあったが…竜崎さんを取り囲む人々の性格やなんかをイイカンジに補填してくれたので、今後のシリーズを読み進めるにあたり、もっと理解が深まりそうな、素敵なスピンオフだった (´・ω・`)



もう少しで年間目標の半分、25冊に到達!ちょっとペース上げねば ('Д')

2017年6月20日 (火)

しょうせつ(23) 火の粉 著:雫井脩介


≪あらすじより≫


元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。


ありがたい事に、職場の先輩から薦めていただいたこの一冊。自分で選ぶと同じような系統の本ばかり読んじゃうので、オススメって本当に嬉しい。

特に予備知識もなく早速ページをめくってみる。
ホラー?サスペンス?いやミス?こういう作品にまだ耐性のないやまるさん。傾向と対策が分からず、話がどう展開していくのかも不明のまま読み進めるのだが…



とりあえず、何か怖い (lll゚Д゚)



職場から次の職場へ、そして隣家へ。そしてそして、自宅へ、家族へ…



目的が未だ明らかでないまま、ググッと接近してくる武内氏が不気味すぎる…。シーンごとに確実に懐へ入り込んでくる。家族の心を掴みながら…。



その目的に気付いた時の恐怖、そして気づいていない者との温度差、孤独感、絶望…。



怖ぇよ!!!



雪見さん負けるな!っていうかお願いだから折れないで、負けないで ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ



まぁまぁページ数が多かったのだけど、2晩で最後まで読んじゃった、寝不足なやまるさん。
だってこんなん、結末が気になり過ぎるやん (○゚ε゚○)



雫井さんの世界に、どっぷりハマってしまった僕なのであった。



隣人への警戒を、更に強めてしまう今日この頃。


2017年6月11日 (日)

しょうせつ(22) 宰領 著:今野敏



≪あらすじより≫

衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。牛丸真造は与党の実力者である。やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと警察に入電が。発信地が神奈川県内という理由で、警視庁・神奈川県警に合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二組織、難航する筋読み。解決の成否は竜崎に委ねられた!


それにしても、毎度必ず内部に敵を作ってしまう竜崎さんなのである。摩擦がエグイ (lll゚Д゚)

僕だったら確実に心が折れる。初期の段階で。



もちろん屈しないのが竜崎さんのスタイルでありカッコ良さなのだ。今回もまぁまぁ独りぼっちだけど頑張れ!



肝となる衆議院議員の行方不明事件がいつにも増して火急である為、臨場感や緊迫感がビシビシ来る。
対立してる場合じゃないぞ、とか意地張ってる場合じゃないぞ、とか思うけれど…やっぱり組織というのはこういうものなんだろうか。一口に捜査といっても、指揮を執る人間によって捜査方針は異なるわけだし、当然成否も分かれてくる。
フィクションでしか知らない警察組織、実際どんな感じなんだろう、とつい考えてしまう。



そして恒例の、同時進行家庭内問題も当然のごとく発生するわけで…うーん、心労が絶えない竜崎さん。こちらも深刻かつデリケートな問題なので、気になるところ。いつの間にか、竜崎さんのみならず、竜崎ファミリーのファンになっているやまるさんなのであった。




とりあえずファイト!お父さん!ファイト!邦彦くん! ヽ(´▽`)/



2017年6月 1日 (木)

しょうせつ(21) TENGU 著:柴田哲孝


≪あらすじより≫

26年前の捜査資料と、中央通信の道平(みちひら)記者は対面した。凄惨(せいさん)きわまりない他殺体の写真。そして、唯一の犯人の物証である体毛。当時はまだなかったDNA鑑定を行なうと意外な事実が……。1974年秋、群馬県の寒村を襲った連続殺人事件は、いったい何者の仕業(しわざ)だったのか? 70年代の世界情勢が絡む壮大なスケールで、圧倒的評価を得て大藪春彦賞に輝いた傑作。



なんとまぁ興味をそそられるタイトル&あらすじであろうか。
まさかのマジ天狗、いわゆるUMAの犯行では…ないだろうから、やっぱり天狗に見せかけた何者かの犯行、と見せかけてやっぱり実は…みたいな妄想を、文庫本片手に展開するやまるさんはヤバい奴だ。


DNA鑑定を行うと、どんな意外な事実が?もうこれは買いでしょー ヽ(´▽`)/



ふむふむなるほど、うーん、やっぱり人間の犯行とは思えないなぁ…



え?DNAがこうで、こうで、こうなるのか…じゃあ犯人像は…



わぁ、こういう系か Σ(゚□゚(゚□゚*)


こういう系がどういう系なのか書いてしまうわけにはいかないが、嫌いじゃない、嫌いじゃないですぞ、このテイスト ヘ(゚∀゚ヘ)


想像力に乏しい僕にはとてもとても予測なんてできない結末だった。
ドキュメンタリーちっくな淡々とした語り口に慣れてくると不思議と、このとんでもない事件が、本当にあった事のような錯覚すら覚えてしまう。


柴田哲孝さん、恐るべし。

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