陰日向に咲く 著:劇団ひとり
第3幕 陰日向に咲く 著:劇団ひとり
「劇団ひとり」というお笑い芸人を、僕は知らない。もちろん、テレビで見た事は何度かあるので、その顔と名前は認識している。だが、テレビ番組等でいわゆる「ネタ」を披露している彼の姿は、見た事が無いのだ。つまり、「お笑い芸人としての劇団ひとり」を僕は全く知らないのである。
そんな僕が今回、知人の勧めでこの「陰日向に咲く」を読む事になった。
ある人物にスポットを当て、その人の経験や、心の変化、また成長などが短めの小説になっており、何人かのストーリーを集めた短編集のような構成になっている。
ふむふむ…
ふむふむふむ…
とても読みやすい。うまく説明できないのだが、なんというか…「庶民的な笑い」がある、と感じた。腹を抱えて転げ回るような笑いでは無く、読んでいてつい、フフッとこぼれてしまうような笑い。
それに、それぞれの物語には、思わずウンウンとうなづいてしまうようなヒネリとオチがある。これも控え目なもので、血も凍るような惨劇が起こるわけでもなく、これまでの全てを覆すような大ドンデン返しがあるわけでもない。「なるほどね」と感心してしまうような、そんなストーリー展開。
そのストーリー自体に共感できるかどうかは、読む人によって違うのだろうが…割と身近に感じられるものが多かった。
例えば、一つ目の話は、まぁ簡単に言えば「ホームレスの話」なのだが…もちろん、僕はホームレスではないし、そうなりたいわけでもない。しかし、読んでいると、「こういう考え方の人も、きっといるんだろうな」とついつい納得してしまう。自分ではないが、もしかしたら自分の友人の兄の同級生の彼女の家族あたりまでいけば、こういう人もいるんじゃないか、と思ってしまう。
現実とかけ離れすぎていないからこそ、こんなにも読みやすいのではないか、と勝手に解釈している。
ベッドでゴロゴロしながらページをめくり、苦笑…しばらく読んで、また苦笑。油断しながら読んでいると、話の展開に軽く驚かされ、ニンマリ。こんなことを繰り返すうちに、あっという間に読み終えてしまった。
十人いれば十人の人生があり、それぞれ一人一人が、小説の主人公にもなり得るドラマを持っている。そして、気付かないところで、そんなドラマは絡み合い、どこかでつながっている、という事なのだろう。そう、もしかしたら…
僕と、僕が大好きなほしのあきさんだって、どこかでつながっているのかもしれない
最後にアホな事を書いてしまいましたが、今回の感想はこんな感じです。最初に述べたように、僕は芸人劇団ひとりさんを知らない、という事もあり、「まぁ芸人が書いた小説だから」といって評価のハードルを下げたりはしていないつもりです。それを踏まえた結論…
面白いです!ぜひ読んでみてください!
あ、それと…前からいつも思ってたんですけど、劇団ひとりさんって…森三中というグループの人に顔がソックリじゃないですか??ぽっちゃりしててドラマで主役やってた人じゃなくって、一番体が大きい人でもない、もう一人の人に!…僕はテレビをあまり見ないので、名前が分からなくて本当に申し訳ないです…。
あ、それと最後にもう一つだけ…
ほしのあきさんが大好きです
by 人生やまる
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